講演告知 “K・ポラニー『大転換』の世界-その現代的意義”

 

当事務所:野口建彦による講演会の機会を、

経営行動研究学会第80回研究部会 (菊池敏夫会長)様より頂きました。

スケジュールが正式に決まりましたので、講演要旨と合わせてお知らせ致します。

 

・日時
2011年6月25日(土) 13:00-16:40(3講演中3番目)
注:開始時間厳守・会費500円
 

・会場

日本大学経済学部7号館13F第3会議室
>アクセスマップ

>経営行動研究学会第80回研究部会詳細

 

・講演題目
「K・ポラニー『大転換』の世界-その現代的意義-」

>講演レジュメ

 

 

・講演要旨
経営学の研究者は、カール・ポラニーの「擬制商品論」について関心を持たれる方々が多いと判断し、『大転換』の中心的論点である「擬制商品論」に焦点を当てたいと思います。
 

2011年3月の福島原発事故を契機に、「電力エネルギーの将来像」が日本のみならず

世界の最大の課題になっています。

 

一方で、1920-30年代の世界の状況を背景に執筆された『大転換』

におけるエネルギーの扱いは、

「自然環境を一般の商品と同じ様に市場原理の中に取り込んで売買の対象にする事」

の危険性を指摘するに留まっています。

 

『大転換』においては、「エネルギーとして原子力が利用される前の世界」が
念頭に置かれている為です。

 

言うまでもなく、ポラニーにとって

「人間が制御できない原子力をエネルギーとして利用すること」は想定外なのです。

経済学・経営学において、「エネルギーは無限に利用できるもの」

として従来想定されてきたわけですから、『大転換』に直接解答を求めることはできません。

 

 しかし、産業革命以後の経済活動において、石炭、石油、天然ガスなど、エネルギーは地下に埋蔵され偏在していることは周知の通りです。

 

これらエネルギーは、普遍的な工業生産によって人間に供給されるものではありません。

このあたりを議論の出発点にしてみようと考えております。


6月 19, 2011 at 10:28 am by T.N.I.E.R.
Category: 講演会